日本の健康食材、ジャパニーズスーパーフード(海藻・米類・その他編)
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ジャパニーズスーパーフードとは
一般的な食材よりも栄養が豊富に含まれていることで注目を集めているスーパーフードは海外の食材が多いイメージがありますが、実は日本の食材にも栄養が豊富に含まれている食材として注目されている食材があります。
それらが、「ジャパニーズスーパーフード」と呼ばれる食材です。
ジャパニーズスーパーフードの種類と効果
<海藻類>
昆布
昆布は、「ミネラル」が豊富であることで有名な食材です。
ミネラルは主要ミネラルと微量ミネラルに分けられ、その中にも様々な種類がありますが、昆布は殆どのミネラルを含んでいます。
現代人は不足しがちと言われるミネラルですが、昆布を食べることで補うことができます。
また、昆布は食物繊維が豊富で、食物繊維の中に含まれる「アルギン酸」が私たちの身体に良い影響を与えるとされています。
アルギン酸とは、昆布のヌメヌメした感じの元になっているものです。
水溶性の物質でゼリー状になるのが特徴です。アルギン酸は、胃の中では消化されにくくそのまま朝まで届くので、身体に不要となったものの排出を助ける働きがあるとされています。
ひじき
ひじきの注目されている点は、「カルシウム」多さにあります。
その量はなんと、牛乳の12倍及ぶとされています。海藻の中でもずば抜けたカルシウムの含有量です。
カルシウムの特徴に関してはご存知の方も多いとは思いますが、骨や歯を形成するのには欠かせない要素です。
カルシウムの摂取は骨粗鬆症の対策にオススメです。
海苔
海苔には「鉄分」が多く含まれています。
鉄分には、動物性食品に含まれる「ヘム鉄」と言われる鉄分と植物性食品に含まれる「非ヘム鉄」の大きく2に種類に分けられます。
海苔に含まれているのは非ヘム鉄の方で、非ヘム鉄は吸収率が低いという特徴がありますがタンパク質の多い食材やビタミンの多い食材と一緒に食べることで吸収率が上がるとされています。
女性は鉄分を不足しがちです。
毎日の食事の中に海苔を少しプラスするだけでも身体に鉄分を取り入れることができるので女性の体作りにはオススメの食材です。
<米類>
玄米
玄米とは、精米していないお米のことを言います。
精米したお米は白米と呼ばれますが、玄米は白米と異なり籾殻だけを取り除いただけなので栄養が多く残っています。
糖質も高いためダイエットをしている人には距離を置かれがちですが、それ以上にメリットがあると言っても良いくらいの高い栄養を含んでいる食材です。
玄米は、食物繊維やミネラル、ビタミンを多く含んでいます。
また、玄米はそれだけでなく、強いデトックス効果があるとされる「フィチン酸」を含んでいます。
フィチン酸には、水銀や鉛などを排出する力があります。
しかし、玄米は外敵から淘汰されることを避けるために、毒性の物質も含んでいるとされ、フィチン酸もその一つです。食べ方には注意が必要です。
<その他>
梅干し
梅干しは有機酸が多く含まれていることで有名です。
その中でも聞いたことが多い「クエン酸」が主成分となっています。
クエン酸は、梅干しの酸っぱい味の元になっている有機酸です。
炭水化物の代謝促進の効果があり、ダイエットにオススメの食材です。
梅干しとご飯を組み合わせて食べる食べ方は、非常に理にかなった食べ方です。
また、肝臓機能を高める力もあるとされています。お酒の飲み過ぎで疲れた肝臓には、梅干しがオススメです。
まとめ
私たちが日々食べている食材には色々な成分が含まれています。
何気なく食べているために一つひとつの成分に目を向けることはあまりないかもしれませんが、少しでも知識を習得して健康に良い組み合わせで食材を摂ることができるようになりたいものです。