日本の健康食材、ジャパニーズスーパーフード(発酵食品・お茶編)
ジャパニーズスーパーフードとは
一般的な食材よりも栄養が豊富に含まれていることで注目を集めているスーパーフードは海外の食材が多いイメージがありますが、実は日本の食材にも栄養が豊富に含まれている食材として注目されている食材があります。
それらが、「ジャパニーズスーパーフード」と呼ばれる食材です。
ジャパニーズスーパーフードの種類と効果
<発酵食品類>
納豆
納豆には「ナットウキナーゼ」という成分が含まれています。
ナットウキナーゼは、血液をサラサラにしてくれる血栓溶解酵素です。
血栓症を予防してくれる働きがあるとされています。その力は、既に血栓となってしまったものを分解するというとても強い力です。
ナットウキナーゼが作り出すサラサラな血液は、日本の5大疾病に含まれる脳卒中や心筋梗塞のリスクの軽減に繋がります。
また、納豆は「ビタミンK2」が多いことも特徴です。
ビタミンK2は股関節の骨折の予防へと繋がります。
納豆の摂取量が多い地域とそうでない地域の股関節骨折率の研究では、納豆の摂取量が多い地域の方が股関節の骨折は少ないとされています。
味噌
味噌には「リノール酸」が多く含まれています。
リノール酸はメラニン生成と抑制する働きを持ち、シミやそばかすを作りにくくする働きがあるとされています。
また、肌の保湿力の向上にも繋がると言われています。
美肌になりたい人にはオススメです。
甘酒
甘酒には2つの種類があり、米と麹で作られる「米麹甘酒」と酒粕と砂糖で作られる「酒粕甘酒」があります。
ジャパニーズスーパーフードとして注目を集めているのは、米麹甘酒です。
米麹甘酒は、「飲む点滴」と言われるほどの栄養が含まれています。
アミノ酸、ミネラル、ビタミンがそのように言われている所以です。
ビタミンは、B群が多く含まれています。
ビタミンB群は、血行の促進や代謝を高める効果があるとされており、私たちの体に不要となった老廃物を排出することを助けとなっています。
<お茶類>
抹茶
抹茶は日光を避けて育てられた葉っぱから作られます。
抹茶は他のお茶よりもあらゆる栄養が豊富ですが、その中でもビタミンが多いことが注目されています。
そのビタミンの中には「ビタミンC」が含まれていますが、ビタミンCは一般的に熱に弱いとされているのに対し、抹茶のビタミンは熱に強いことが特徴です。
熱くして飲んでも、ビタミンCを摂ることができます。
煎茶
煎茶には、「カテキン」「ビタミンC」「カフェイン」が多く含まれています。
カテキンは発酵すると減少してしまうため、不発酵である煎茶の大きな特徴です。
カテキンは糖分を分解する働きがあり、糖分が体内へ吸収されることを抑制してくれます。
また、カテキンは抗菌作用もあると言われており、私たちの体内から有害な菌を抑制する働きがあります。
ビタミンCは、日光を浴びることによって作られる成分であり、長い期間日光の下で育てられる煎茶だからこそのもです。
ビタミンCには酸化を防ぐ抗酸化作用が含まれるので、身体の老化対策にオススメです。
カフェインは脂肪を分解する働きがあるのでダイエットにもオススメです。
まとめ
私たちの身近には栄養が豊富なたくさんあることが分かります。
自然に摂っている食材も多いと思われる食材ですが、意識的に毎日の食事に組み込んでいけると良いですね。
お値段としても高いものではなく、手頃に近所のスーパーで手に入れられるものばかりです。
身体は食べたものでできあがります。
健康な身体を作るために、ちょっとだけいつもとは違う食材を手にとってみるのも良いですね。
日々の生活の中に健康な食材を積極的に取り入れていきましょう。身体が変われば気分も変わり、毎日が変わっていくかもしれませんね。