FXのスワップポイントとは？夢の金利生活を目指せ！

FXは好きな通貨ペアを選び、「価格が上がるか」「価格が下がるか」を予想する取引です。このように為替差益を狙うほか、通貨ペアによる金利差で利益を手に入れる方法もあります。スワップ狙いのトレードを覚えておけば、投資の幅が広がっていきますよ。

FXにおけるスワップポイントの仕組みやトレード方法を覚えていきましょう。

スワップポイントの基本知識

FXは世界の通貨を売買する取引です。もちろん、金利も該当する国ごとによって異なります。金利が異なる2つの通貨の保有日数に応じて発生する、通貨間の金利差調整分のことをスワップポイントといいます。スワップポイントは、対象となる通貨を発行する国の金利水準に依存します。

• 低金利の通貨を売り、高金利の通貨を保有する場合：スワップポイントの利益が発生します。
• 高金利の通貨を売り、低金利の通貨を保有する場合：スワップポイントの支払いが発生します。

保有する通貨量が多いほど、もらえる金額も多くなります。

【例】

日本円の金利が0.1%、オーストラリアドルの金利が4%の場合。日本円を売って、オーストラリドルを保有すると仮定しましょう。

・オーストラリアドル4%-日本円0.1%=3.9%

3.9%のスワップポイントが毎日もらえることとなります。うまく取引できれば、ほったらかしでも利益がでる仕組みです。日本の銀行預金は、どれだけ高い定期に預けても1%程度ですが、スワップポイント狙いでトレードすれば、4%、5%とはるかに高い金利が期待できます。

スワップポイントに適したトレードは「スイングトレード」と「ポジショントレード」になります。「スイングトレード」は、1週間〜数週間ポジションを保有し、「ポジショントレード」は数週間〜数ヶ月ポジションを保有します。中・長期取引は、スワップポイントを視野に入れてトレードするのが基本です。

スワップポイントの付与

FX業者によって異なりますが、営業日終了後に付与されます。営業日が終わった時、低金利通貨を売って高金利通貨を買っているならば、スワップポイントを受け取れます。高金利通貨を売って低金利通貨を買っているならば、スワップポイントを支払う必要があります。

レバレッジの適用

スワップポイントでも、為替差益と同様にレバレッジを適用することができます。レバレッジを高くすれば日々の利益は高くなりますが、損失が発生した場合はリスクも高くなります。慣れないうちは低レバレッジで取引を行うべきです。高レバレッジで利益がでれば、金利生活も夢ではありません。

スワップポイントの手法とは？

スワップポイントの手法は非常にシンプルです。「スワップポイントがプラスになるように、通貨ペアを選ぶだけ」。高金利通貨を保有することがポイントとなります。

近年金利が高くなっているのは下記の通貨です。

• ブラジルレアル／10.25%
• トルコリラ／8.00%
• 南アフリカランド／6.75%
• ニュージーランドドル／1.75%
• オーストラリアドル／1.50%

※2017年7月のデータで、金利は変動します。

なら迷わず「ブラジルレアルかトルコリラを選ぼう！」と思ったかもしれません。高金利通貨は、該当する国の信用が低いのがほとんどです。信用が低いと、保有した時の金利は高くても、急激に下がる危険性があります。

ニュージーランドやオーストラリアの金利が低く感じるかもしれませんが、先進国の安定性を考えるとトップレベルの高金利です。

日本は超低金利政策を行っており、政策金利は0.10%をキープしています。日本円はスワップポイントで利益を生み出しやすい通貨なので、積極的に活用するべきです。

Q&Aコーナー

Q：スワップポイントが付かない日があります。付く日、付かない日があるのはなぜですか？

A：スワップポイントは365日付与されるものですが、土日には受け渡しがありません。

さらに海外の祝日なども同じことが言えます。基本的に2営業日後の金利を受け取れるもので、土日や祝日によって、変則的な配分になることも覚えておきましょう。FXの取引会社の中には、「スワップカレンダー」を用意しているところもあります。

その日に何日分のスワップポイントが付与されるかを示したものなので、確認すると簡単に判別できますよ。

FXの為替差益で儲けることもお忘れなく！

FXはいくつもの通貨ペアを持つことができます。スワップポイントで賢く稼ぐほか、為替差益による利益も狙うべきです。一度ご覧になれば、阪下先生の生徒が勝てるようになった理由がわかるはずですよ。

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