BinanceCoin(バイナンスコイン)とは何か?仮想通貨取引所が発行する独自通貨の特徴を徹底解明!
さて、今回も仮想通貨に関するお話です。皆さんは既に海外の仮想通貨取引所への登録はお済みでしょうか?日本よりも取り扱われているアルトコインの銘柄数が圧倒的に多い海外の取引所口座は複数持っておくと、何かあった場合に有利です。
特にBinance(バイナンス)やBittrex(ビットトレックス)は海外の二代取引所と言っても過言ではありませんので、この2つに登録をしておけば、ある程度のコインを網羅する事が出来るので、もし通貨のAirDrop(エアドロップ)やICOが行われる場合に、臨機応変に通貨を変換することが出来ます。
今回は、中国の大手仮想通貨取引所であるBinanceが発行しているBinanceCoinについて説明していきます。
BininceCoinってどんなコイン?
BinanceCoinは2017年10月に、中国の大手仮想通貨取引所のBinanceが発行したアルトコインです。イーサリアムのERC20上で発行されているので、コインというよりも”トークン”と呼ぶのが相応しいかもしれません。
BinanceCoinの発行上限枚数は2億枚で、通貨の単価はBNBと表記します。発行時の価格は11円くらいでしたが、2018年3月現在では価格が高騰し1100円程と、発行時から100倍の値上がりを見せています。
BinanceCoinは、Binanceの取引所内での利用を想定された通貨で、Binance内での通貨売買時の手数料が他の手数料の半額になるというのが特徴です。
主に、Binance上での取引の為に生まれた通貨なので、やはりトークンと呼ぶ方が相応しいかもしれません。
トークンって何??
トークンとは、仮想通貨そのものではなく、仮想通貨のブロックチェーン上で作られている独自の価値を持ったクーポン/ポイントのようなものだと思ってください。
トークンの多くは、イーサリアムのERC20という規格を使って作成されている事から、ICOなどでは主にイーサリアムのERC20規格を使ったトークンが発行されています。
基本的にビットコインやアルトコインと違ってトークン自体に直接的な価値はありませんが、そのトークンを発行している会社で運営されているサービスで使うことが出来たり、保有している事で特典・報酬を受けられるなどのメリットがあります。
また、一応取引所に上場されているトークンであれば取引所での売買も可能なので、投機的な観点からも購入される人は多いです。
BinanceCoinを購入出来る取引所
BinanceCoinはBinanceで購入する事が出来ます。普段Binanceを利用して仮想通貨の取引をしている投資家の方はある程度BinanceCoinを保有しておくと、通貨の手数料が安くなる上に通貨自体の価値も上がる可能性があるので、ある程度保有しておくと良い事があるかもしれませんね。
ちなみにBinanceでの取引手数料は0.1%なので、100万円分の仮想通貨を購入した場合、1,000円の手数料がかかります。更に仮想通貨からドルなどの法定通貨に変える場合、更に1,000円の手数料がかかります。
例えば元手が10万円だったとしても通貨の変換を10回行うと、トータルで100万円分のエントリーをすることになります。
このように、売買の回数が増えれば増えるほど手数料はかさんでいきますが、BinanceCoinがある事で、この手数料を半額に出来るとトータルの取引金額が多くなれば多くなるほど割引額が増えていくので、BinanceCoinを持っておく事はかなりメリットになると言えるでしょう。
ただし割引率は年々減少していくので、数年後は割引の恩恵も少なくなってしまうかもしれません。
BinanceCoin以外の取引所固有のコイン
実はBinance以外の取引所でも、取引所独自に発行されている仮想通貨/トークンが存在します。BinanceCoinにかぎらず、こういった取引所独自の通貨は大きく化けるかもしれません。いくつかピックアップしますので、一つづつその通貨について見ていきましょう。
BinanceCoin(BNB):時価総額ランク:26位
今回ご紹介したBinance(バイナンス)が発行するトークンで、Binanceの時価総額は990億円(※2018年3月頭時点)となっており、取扱銘柄は110銘柄以上も取扱されています。ご説明した通り、Binanceコインを使うことで、取引手数料を半額にまで抑える事ができます。
【取扱銘柄】
ADA/ADX/AE/AION/AMB/APPC/ARK/ARN/AST/BAT/BCC/BCD/BCPT/BLZ/BNB/BNT/BQX/BRD/BTG/BTS/CDT/CHAT
/CMT/CND/CTR/DASH/DGD/DLT/DNT/EDO/ELF/ENG/ENJ/EOS/ETC/ETH/EVX/FUEL/FUN/GAS/GTO/GVT/GXS/HSR
/ICN/ICX/INS/IOST/IOTA/KMD/KNC/LEND/LINK/LRC/LSK/LTC/LUN/MANA/MCO/MDA/MOD/MTH/MTL/NANO/NAV
/NCASH/NEBL/NEO/NULS/OAX/OMG/OST/PIVX/POA/POE/POWR/PPT/QSP/QTUM/RCN/RDN/REQ/RLC/RPX/SALT/
SNGLS/SNM/SNT/STEEM/STORJ/STRAT/SUB/TNB/TNT/TRIG/TRX/VEN/VIA/VIB/VIBE/WABI/WAVES/WINGS/WTC
/XLM/XMR/XRP/XVG/XZC/YOYO/ZEC/ZRX/
香港で運営されている仮想通貨取引所のKuCoin(クーコイン)が発行するトークンです。KuCoinの時価総額は322億円(※2018年3月頭時点)となっています。KuCoinはBinanceと同様に日本語対応しているので使い勝手が良く、Binance同様に取扱通貨の個数も多く70銘柄以上も取扱があります。
取引手数料のやすさはBinanceと並び0.1%と非常に安くなっていますが、このKCSは、Binanceと若干似ていて、KCSの保有量に応じて手数料が割引されるだけでなく、通貨を保有しているだけで取引所全体で得た取引手数料の50%をKCSを持っている人にシェアして貰えます。
つまり、取引所で1億の手数料売上が出ていた場合、KCS発行量のうち1%を保有していた場合、1億円(売上)×50%×1%(KCS保有量)=50万円分の仮想通貨が1日で配当されるという事です。
【取扱銘柄】
BTC/ETH/BCH/LTC/DASH/NEO/EOS/QTUM/BTG/XRB/ETC/OMG/PPT/KCS/SNT/USDT/VEN/DGB/DRGN/DENT/HSR/
KNC/SUB/AION/NEBL/REQ/POWR/BTM/GAS/RHOC/DBC/QSP/PAY/POE/CVC/RPX/LEND/RDN/WTC/ACT/UKG/R/SNM
/MOD/AMB/NULS/UTK/SNOV/XAS/PRL/GVT/LA/PURA/MTH/BNTY/EVX/ELIX/PBL/BCPT/CAG/STX/ONION/FLIXX/
POLL/TFL/XLR/CFD/BCD/QLC/GOD/HST/ETF/BHC/
QASHトークン(QASH):時価総額ランク:68位
QASH(キャッシュ)は、日本・シンガポール・ベトナムの3カ国に拠点を置くアジア最大級の仮想通貨取引所のQUOINEXが発行するトークンで、QUOINEXの時価総額は275億円(※2018年3月頭時点)となっています。
このトークンは、仮想通貨取引所のQUOINEXを運営するQUOINE株式会社が開発している「LUQUIDプラットフォーム」という、全世界での仮想通貨取引をフェアなものにしようというプラットフォームです。
このプラットフォームが世界中の取引所で導入されると、取引所毎に仮想通貨のレートが違う事がなくなるため、今後仮想通貨を利用した個人間での取引や、世界中の仮想通貨の価格の基準値が設定されます。
QASHを買う事でQUONIEが実施するサービスを使う際に利用する事が出来るので、信用取引の担保としても利用する事が出来るでしょう。また、QUONIEが実施するサービス特典を得られる事もメリットの一つと言えるでしょう。
【取扱銘柄】
BTC/BCH/ETH/XRP/XEM/LTC/EHC/QASH
Biboxトークン(BIX):時価総額ランク:146位
BIX(ビックス)は、中国の仮想通貨取引所であるBiboxの発行するトークンで、Bitboxの時価総額は67.4億(※2018年3月頭時点)となっています。このBIXを保有する事でのメリットとしては、取引所の手数料を半額に出来るというメリットがあります。
【取扱銘柄】
AIDOC/AMM/AWR/BCD/BCH/BIX/BLT/BTC/BTM/BTO/C20/CAG/CAT/CMT/DAI/DTA/ELF/EMO/EOS/ETC/ETF/ETH/
GNX/GTC/HPB/ITC/LEND/LTC/MANA/MKR/MOT/PRA/RDN/SBTC/SHOW/SNOV/TNB/USDT/WAX/ZEC
COSSトークン:時価総額ランク:232位
COSS(コス)トークンは、シンガポール発の仮想通貨取引所COSS.ioの発行するトークンで、COSS.ioの時価総額は31億(※2018年3月頭時点)となっています。このCOSSトークンは保有している事で、手数料売上に対して数%のトークンが配布されるようです。形式的にはQUOINEXのQASHとかなり似ていますね。
長期保有すればするほどお得なトークンである事と、現状でvalucloudで過去に紹介した仮想通貨のKINも取り扱われている事、経済先進国のシンガポールが拠点になっている事を考えると、COSSトークンを持っておく事はかなり期待値も高いと言えるのではないでしょうか。
【取扱銘柄】
COSS/TEU/HGT/DAT/KIN/ETH/WAVES/SUB/SNM/FDX/LTC/ZEN/DASH/PAY/ENJ/H2O/POE/XEM/REQ/PRIX/ICX/
QTUM/VEN/BNT/OMG/PIX/IND/CVC/LSK/ARK/EOS/LINK/BPL/WTC/BCH/FYN/KNC/SMDX/JET/STX/
HTトークン(HT):時価総額ランク:1178位
HTトークンは、Binance/Biboxと並ぶ、中国の大手仮想通貨取引所であるHuobi(フオビ/フォビー)のトークンです。
【取扱銘柄】
ACT/AST/BCX/BTM/DASH/DTA/EOS/GAS/HT/KNC/MANA/MTL/OMG/PROPY/QUN/RPX/SMT/STK/TNB/USDT/XEM/
ZEC/ADX/BAT/BIFI/CHAT/DAT/EKO/ETC/GNT/ICX/LET/MCO/NAS/OST/QASH/RCN/RUFF/SNT/STORJ/TNT/VEN/
XRP/ZIL/AIDOC/BCD/BTC/CMT/DBC/ELA/ETH/GNX/IOST/LINK/MDS/NEO/PAY/QSP/RDN/SALT/SOC/SWFTC/
TOPC/WAX/LTC/ZLA/APPC/BCH/BTG/CVC/DGD/ELF/EVX/HSR/ITC/LUN/MEE/OCN/POWR/SQTUM/REQ/SBTC/SRN/
THETA/TRX/WICC/YEE/ZRX/
Zaifトークン(Zaif):ランキングなし
ご存じの方も多いかもしれません。日本国内の仮想通貨取引所のZaif(ザイフ)の発行するトークンです。このトークンはZaifの運営するテックビューロ社で発行しているCOMSAというトークンを購入するために利用出来ますが、これと言って目立ったメリットはありません。
【取扱銘柄】
BTC/ETH/XEM/MONA/BCH/CMS/ZAIF/BCY/SJCX/FSCC/PEPECASH/CICC/NCXC/
Q&A
Q:今買いの取引所が発行している通貨/トークンは何?
A:持っておくだけでお得なQASHとCOSSをオススメします。
これらのトークンはやはり利用する事で取引手数料が安くなるだけでなく、なんと言っても保有しているだけでそのトークンを発行している取引所の売上から、発行している量に対しての保有量の%の報酬を受け取ることが出来る点です。
持っているだけで報酬が受け取れるだけでなく、COSSに関しては現状の価格も非常に安いので、早い段階で保有をしておくと良いかもしれないですね。
まとめ
いかがでしたか?今回はBinanceの発行する仮想通貨のご紹介から、その他の仮想通貨取引所の発行する通貨/トークンを紹介しました。今回ご紹介したようなトークンを、なんとも早い段階で1円以下で手に入れる方法として、ICO投資などがあります。
こういったICO投資の情報はやはり速度と正確性が重要ですが、Valucloudでは仮想通貨のICO情報を始めとして、オススメ通貨の最新情報などの紹介をしています。これから仮想通貨取引を始めたいという方はLine@に登録して最新情報を受け取ってください!
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