FXで確定申告する必要がある人ってどんな人？知っておきたいFXの確定申告の方法

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「FXで出た利益は確定申告しなきゃいけないのかな？」
「もし確定申告をしなければならない場合は、どんな人が対象になるんだろう？」
「損失がある時は確定申告の必要はないよね？」

このように、FXと確定申告について疑問を抱いている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
なんだか難しそうで調べる気になりませんよね。
でもその疑問を解消しなければ、罰則対象になってしまったり損をしてしまったりという可能性もあります。
疑問を抱いている方は、今日ここで解消してしまいましょう！
今回は確定申告をする必要がある人した方がいい人はどのような人か、確定申告をするにはどのような手順を踏めばいいのかについて分かりやすくご説明していきます。
FXを始めてまだ長くない方や、これからFXを始めようと考えている方は是非参考にしてみてくださいね。

FXで確定申告をする必要がある人・した方がいい人

 

確定申告をする必要がある人として、本業以外に20万円以上の所得がある人ということはよく聞きますよね。
これは皆様もよくご存知かと思います。
しかしFXの場合は、20万円以上の所得がない、寧ろ損失が出ている人でも確定申告を行なった方がいいのです。
こちらでは本業以外に20万円以上の所得がある人や寧ろ損失が出ている人が確定申告をしなければならない理由、した方がいい理由についてご説明します。

FXで20万円以上の所得がある人

FXでも20万円以上の所得がある人は確定申告を行わなければなりません。
これは所得税法においてルールとして定められているからです。
このルールは、20万円ルールと呼ばれています。

FXで損失がある人

損失があっても確定申告の必要があるの！？と驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、損失がある場合にも確定申告をしておくとメリットがあります。
損失がある人がしなければならないものではありませんが、した方がいいということは確かです。
詳しくは後述しますが、損失がある人が確定申告をすることによって繰越控除と損益通算の2つのメリットがあります。

FXで損失がある人も確定申告をした方がいい理由

こちらでは先ほど述べた2つのメリットについて解説していきます。
損失が出た場合でも確定申告をすることで賢く生きていきましょう。

翌年以降3年間で出た利益と相殺する「繰越控除」

損失が出た場合に確定申告を行い繰越控除を受けると、その年の損失が翌年以降の利益と相殺することができます。
相殺できる期間は、損失が出た年の翌年から3年間です。
店頭FXや先物取引での利益が対象になります。
また、この繰越控除は過去の損失とその年の利益を相殺することができるので、利益が出た年の利益を少なくすることができます。
利益が少なくなるということは、納税額も下がり節税の効果もあると言えます。

複数の会社の損益と合算する「損益通算」

損益通算では、複数の会社の損益を合算することができます。
例えば、2社で取引を行っていて、一方では45万円の利益、もう一方では15万円の損失があったとします。
この時、損益通算を行わなければ利益が45万円で納税額はその利益に対してかかってきます。
しかし、損益通算を行うと「45万円の利益＋15万円の損失」で、最終的な利益を30万円にすることができるのです。
要するに納税額はその最終的な利益である30万円に対して発生するので、損益通算をしなかった場合よりも納税額が安くなり節税の効果があるのです。

確定申告の方法

FXでは通常の確定申告で必要になる書類の他にも必要になる書類があります。
こちらでは、FXの確定申告において特別必要になる書類と確定申告を行う手順を簡単にご説明します。

FXの確定申告において特別必要になる書類

FXにおける確定申告で特別必要になる書類は以下の通りです。

• 所得税申告書第三表（分離課税用）
• 先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書
• FXの取引履歴などがわかる損益報告書

損失が出た場合は以下の書類も準備しましょう。

• 所得税の確定申告書付表(先物取引に係る繰越損失用)

確定申告を行う手順

確定申告を行う際の手順は以下の通りです。

1. 確定申告に必要な書類の準備
2. 必要事項を記入
3. 書類を税務署や還付申告センター提出

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回はFXにおいて確定申告をする必要がある人はどのような人か、確定申告をするにはどのような手順を踏めばいいのかということについて以下のことをご説明させて頂きました。

• 確定申告を行わなければならない人やした方がいい人は、FXで20万円以上の所得がある人とFXで損失がある人である。
• FXで損失がある人も確定申告をした方がいい理由としては、繰越控除と損益通算の2つのメリットが挙げられる。
• 繰越控除や損益通算は、節税効果がある。
• FXにおける確定申告で特別必要になる書類は、所得税申告書第三表（分離課税用）、先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書、FXの取引履歴などがわかる損益報告書である。
• 損失が出た場合は、所得税の確定申告書付表(先物取引に係る繰越損失用)も準備する必要がある。

こちらの記事を通して、抱いていた疑問も少しは解消されたかと思います。
FXをする人は必ず知っておくべきことになりますので、是非この機会に確定申告に関する知識を深めていってくださいね。

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