FXの複利の基本！お金が雪だるま式に増える仕組みとは？
FXで効率的に資金を増やすなら、複利運用に勝るものはありません。今回はFX初心者のために、複利について基礎から解説します。しっかりと学習して、効率よく資産を増やしていきましょう！
Contents
FXの複利とは？
FXと聞くと外貨の売買をして儲けるイメージがありますが、複利で利益を出す方法もあります。まずは単利と複利の違いや、基礎について覚えていきましょう。
単利について
元本（利益・収入を生み出す基礎となる財産）だけに利息がつく運用方法です。例えば、銀行に100万円を預けて、1年に30%の利息がつく場合を想定してみましょう。
- 1年目の資産は利息が30万円となり、合計130万円となります。
- 2年目の資産は元本100万円から利息を計算するので、利息は30万円、合計160万円となります。
- 3年目の資産は元本100万円から利息を計算するので、利息は30万円、合計190万円となります。
何年たっても同じ額が利息となります。これが単利の仕組みです。
複利について
元本とそれについた利息に、また新しい利息がつく運用方法です。つまり、出た利益をそのまま再投資したとして計算します。先の例と同じく銀行に100万円を預けて、1年に30%の利子がつく場合を想定してみましょう。
- 1年目の資産は利息が30万円となり、合計130万円となります。
- 2年目の資産は元本130万円から利息を計算するので、利息は39万円、合計169万円となります。
- 3年目の資産は元本169万円から利息を計算するので、利息は51万円、合計220万円となります。
1年目の利息は単利と同じですが、2年目以降は雪だるま式に増えていきます。これが複利の仕組みです。
単利と複利でここまで差がでる！
複利は年月が経つほど、資産が増えていきます。先の単利と複利の例で比べると、わずか3年で51万円の差がでました。うまく投資すれば、爆発的に資産を増やすことができます。基本的に単利は収益を再投資することはありません。
複利は「稼いだお金をさらに稼ぐ」ように運用していきます。
複利で稼ぐためのポイントとは？
複利運用のポイントは「保有しているだけでいい」という点です。為替取引のように、パソコンの前ではりついている必要がありません。これは初心者にとっても嬉しいメリットですね。複利運用は短期間で利益を求めません。最低でも1年〜数年に渡り、長期的に利益を獲得していく運用方法です。
複利運用を始める場合は、目標を設定しておきましょう。例を挙げると、月間で40%資金を増やす、年間で60%資金を増やすというような目標です。
複利運用の注意点とは？
資金が雪だるま式に増えるということは、思わぬ為替変動の影響を受けやすいということです。資産が大幅に増えることもあれば、大幅に減る可能性もありますね。一度大きく負けたり、連敗が続くと、運用している複利のペースで資金がなくなります。増えるのも早いが、減るのも同じように早いです。
経済指標発表など、大きな相場の変動には常に気を配るようにしましょう。
Q&Aコーナー
Q：FXは単利運用と複利運用のどちらが稼げますか？
A：トレードスタイルにあわせて選びましょう。
単利運用の場合は、勝ち続けても利益の増え方は穏やかです。利益が出たらその分を出金して、すぐに他の目的に使えます。FXで使うもよし、生活費に回してもよしといった感じです。複利運用の場合は、爆発的に資産が増える可能性を秘めています。
収益がプラスになるほど、使える証拠金が増えるので、取引規模をどんどん拡大できます。以上のことから、コツコツ派は単利運用、大勝ちを狙う場合は複利運用がいいと思います。どちらもリスクがあることを忘れないでくださいね。
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