FXの水平線は2本引きが鉄則だった！

「MT4のインジケーターって使いこなすのが難しそう」と思っている方にこそ、水平線を使ったトレードを試してもらいたいです。チャートに線を引くだけでトレンドやエントリーポイントの判別がしやすくなります。根拠のあるトレードができるよう、この機会に覚えておいてください。

FXの水平線とは？

水平線は別名でホリゾンタルラインとも呼ばれます。トレーダー達が意識しているところにラインを引き、取引の指標とします。シンプルかつ効果の高い分析方法なので、FX初心者、プロトレーダー問わず愛用されています。

水平線は2つに分類することができ、1つ目はチャートの高値に引く線「レジスタンスライン」、2つ目はチャートの底値に引く線「サポートライン」です。

▽レジスタンスライン

別名で「抵抗線」「上昇抵抗線」と呼ばれます。過去チャートの目立った高値に線を引くことで、相場が「ここよりは上がらないだろう」という判断基準にします。相場が上昇してレジスタンスラインに近づけば、圧力がかかるので、反発しやすくなるのです。

・レジスタンスラインの引き方

主に高値圏で線を引きます。2つ以上の目立った高値の価格帯を見つけたら、水平線を引いてみましょう。これがレジスタンスラインとなります。

▽サポートライン

別名で「支持線」「下値支持線」と呼ばれます。過去チャートの目立った下値に線を引くことで、相場が「ここよりは下がらないだろう」という判断基準にします。相場が上昇してサポートラインに近づけば、反発しやすくなるのです。

・サポートラインの引き方

主に安値圏で線を引きます。2つ以上の目立った安値の価格帯を見つけたら、水平線を引いてみましょう。これがサポートラインとなります。

▽レジスタンスラインとサポートラインはセットで使うこと

レジスタンスラインとサポートラインを両方引いて置けば、相場がどちらに動いてもライン際のエントリーチャンスを見極めることができます。どちらか片方を使うのではなく、必ずセットで使うようにしてください。FX上級者の中には4本、5本引く方もいますが、初心者は2本が鉄則と言ってもいいでしょう。

FXの水平線の手法とは？

水平線の基本を押さえたところで、具体的な手法についてお伝えしていきましょう。引いた2本の水平線に、相場が近づいた時が判断タイミングです。反転するのか、ラインブレイクをするのか、水平線を引くだけで予測しやすくなりますよ。

▽反転狙い

水平線の役割は、投資家が注目しているポイントを見つけることです。相場が水平線に近づいた時、投資家はポジションをもったり、手放したりします。つまり、注文が集中するということですね。

相場が水平線に近づけば利益を確定したり、逆張りメインの方が注文したりする投資家が多くなり、転換しやすくなります。例えばレジスタンスラインに相場が近づき、反転が感じられたら、売りのタイミングと言えるでしょう。

▽ラインブレイク狙い

引いた水平線を抜けることをラインブレイクと言います。先に伝えたように、水平線は投資家がたちが注目している価格帯のことです。ここを突き抜けた時は、値動きが大きいことが多いので、チャンスと言えるでしょう。

▽まとめ

FXにおいて水平線を使ったトレードは、シンプルで理解しやすいです。トレンドの把握が苦手だったり、各インジケーターを使いこなせない場合は、水平線を使ったトレードから始めてみましょう。

線を引きすぎてしまうとチャートが見づらくなるので本末転倒になってしまいます。最初はレジスタンスライン、サポートライン、2本の線でトレードをするべきです。

Q&Aコーナー

Q：FXにおいて水平線が機能しやすい通貨ペアを教えてください。

A：ユーロドルの通貨ペアがおすすめです。

ユーロドルは世界で1番取引が活発な通貨ペアと言われています。値動きの特徴としては、一度方向性がでたら、一気に同じ方向に動く傾向があります。水平線を使った手法との相性は抜群でしょう。

FX初心者は、まず水平線とユーロドルを組み合わせた手法から挑戦するのをおすすめします。

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