株主総会とは。株主総会をする理由と種類。

2018/10/21 株あおい
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「株主総会ってなんだろう？」
「株主総会はなぜ行われるの？」

株に関することを勉強し始めたばかりの方の中には、株主総会とはどのようなものなのかということについて疑問を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
テレビのニュースでもよく聞かれる言葉ですよね。
また、もし今後株式投資を始めたいと考えているならば、株主総会については理解必須です。

今回は、

株主総会とは
株主総会をする理由
株主総会の種類

について、ご説明・ご紹介いたします。

株主総会についてまだよく理解できていないという方は、是非参考にしてみてくださいね。

Contents

1 株主総会とは
- 1.1 株主とは
- 1.2 株主総会とは
2 株主総会をする理由
3 株主総会の種類
- 3.1 定時株主総会
- 3.2 臨時株主総会
4 まとめ

株主総会とは

こちらでは株主総会とはどのようなものなのかということについて、ご説明いたします。

株主とは

株主総会を理解するにあたって、まず先に株主とは何かについての理解が欠かせません。
株主総会についてご説明する前に株主についてご説明いたします。
株主とは、会社の株を保有している株保有者を指します。
企業が株を発行していて、それを購入すれば自ずと株主になるということです。
株主には、大きく分けて「自益権」と「共益権」という２つの権利があります。
自益権とは、保有している株を発行している会社から配当を受ける権利のことを指します。
共益権とは、保有している株を発行している会社の今後を決める意思決定に参加する権利のことを指します。
以上の２つの権利のうち、共益権が株主総会に関わる権利です。

株主総会とは

株主総会とは、株主が構成員とされている会社の今後を決める意思決定を行う会議の場です。
よく、会社の経営に関する意思決定を行う「最高機関」であると言われています。
この株主総会は全ての株式会社が行わなければならないもので、毎年６月頃に開催されるのが一般的です。
具体的な日にちは企業によって異なります。
株主総会については通常開催の２週間前までには株を保有している株主に案内が送られる仕組みです。
また、なぜ株主総会に株主が参加し意思決定に関わることができるかというと、株主は株を保有することで企業に出資しているからです。

株主総会をする理由

こちらでは株主総会が行われる理由について、ご説明いたします。

今後の方針を決めるため

株主総会では、前年度の事業結果の報告を受けて今後どのような方針で経営を行っていくかを決めるために行われます。
株式会社では会社の今度の方向性を株主と一緒に決めていく必要があります。

人事に関することを決めるため

株式会社は経営しているのは取締役や社長などですが、会社を保有しているのは取締役や社長ではなく株を保有している株主です。
そのため、会社の人事を決める権利は株主にあり、取締役や社長の決定は経営陣の中で行われるものではなく株主によって選出・決定が行われるものとなっています。

配当や役員報酬を決めるため

株主総会では、株主の配当や役員の報酬に関しての決定も行われます。
なぜならば、役員の報酬などを本人たちで決められる自由を与えてしまうと、高額すぎる報酬を決められてしまう危険性があるためです。

株主総会の種類

株主総会には「定時株主総会」と「臨時株主総会」という２つの種類があります。
こちらではその2つの株主総会がどのようなものなのかということについて、ご説明いたします。

定時株主総会

定期株主総会とは、毎年だいたい決められた時期に行われる定期的な株主総会のことを指します。
上記でご説明した通り、６月頃に開催する会社が多く見られます。
なぜこの時期に行われるかというと、法律で事業年度終了から３ヶ月以内に行わなければならないという決まりがあるためです。
日本では３月が年度末のため６月に行うことが多くなります。
定期株主総会の内容は、前年度の報告に加え今後の方針についての話し合いが行われます。

臨時株主総会

臨時株主総会とは、言葉からも分かるように臨時的に行われる株主総会です。
法律で年に何回行わなければならないということは定められているわけではないので、株主総会の必要性がある時に自由に開催することが可能です。
何か大きな問題が会った時など、株主にも影響が出てくる大きな出来事があった際に行われます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、

株主総会とは
株主総会をする理由
株主総会の種類

について、以下のことをご説明・ご紹介いたしました。

株主総会とは、株主が構成員とされている会社の今後を決める意思決定を行う会議の場のことを指す。
株主総会をする理由としては、今後の方針を決めるため、人事に関することを決めるため、配当や役員報酬を決めるためといったことが挙げられる。
株主総会には、定時株主総会と臨時株主総会の２種類がある。

こちらの記事を通して、株主総会とはどのようなものなのかということについてお分かりいただけたのではないでしょうか。
株式投資を行う際には株式総会でどのような話し合いが行われるかによっても価格が変化することがあるので注意が必要です。
株主総会についてより詳しく知りたいという方は、是非この機会にさらに深く学んでみてくださいね。