日経225とTOPIXの違いとは。日経225とTOPIXそれぞれのメリット。

「日経225とTOPIXってなんだろう？どう違うんだろう？」
「日経225とTOPIXにおける取引のメリットってなんだろう？」

このように、投資に興味のある方の中には日経225とTOPIXについて関心のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日経225とTOPIXは混同されがちですが、２つは異なるものです。

今回は、

• 日経225とTOPIXの違い
• 日経225とTOPIXのメリット
• 日経225とTOPIXと合わせて覚えたいNT倍率

について、ご説明いたします。

日経225とTOPIXについて興味のある方は、是非参考にしてみてくださいね。

日経225とTOPIXの違い

こちらでは日経225とTOPIXの違いについて、ご説明いたします。
そのためにまずは日経225とTOPIXがどのようなものなのかということについて触れていきます。

日経225とは

日経225とは、日経平均株価のことを指します。
日本経済新聞社によって算出されている日本における代表的な株価指数です。
ただし、日経225は上場している企業の株価全ての平均値ではありません。
日経225は上場している企業の中から選ばれた225社の株価の平均値となっています。
また、225社に含まれる会社は定期的に削除され入れ替えが行われています。
この入れ替えには、定期的に行われる「定期見直し」と不定期に行われる「臨時入れ替え」があります。
どちらも日経225の質を保つために行われているものです。
定期見直しは秋に行われています。

TOPIXとは

TOPIXとは、東証株価指数のことを指します。
東京証券取引所によって算出されている指数です。
TOPIXは、東証一部に上場している企業全てが対象とされています。
しかし、全ての株式が計算の対象とされているのではなく、浮動株と言われる株式が対象とされています。
浮動株とは、安定株主が保有していない株、即ち市場で常に流通している株式のことを指します。
つまり、TOPIXとは東証一部に上場している全ての企業の株式うち市場で流通している浮動株を対象に算出された指数であるということができます。

日経225とTOPIXの違いとは

以上のことから、日経225とTOPIXの大きな違いには「企業の数」が挙げられます。
日経225は、東証一部に上場している企業から選ばれた225社であるのに対し、TOPIXは東証一部に上場している全ての企業を対象としています。
また、日経225は平均株価指数であるのに対し、TOPIXは時価総額を元に算出した指数であるためそこから分かる情報も異なってきます。
日経225からは主力銘柄の動きを掴みやすいことに特化しているのに対し、TOPIXは日本の株式市場全体の動きをより正確に知ることができます。

日経225とTOPIXのメリット

こちらでは日経225とTOPIXのメリットについて、ご説明いたします。

個別銘柄を選ぶ必要がない

株式投資などであれば個別銘柄を選ぶ必要がありますが、日経225やTOPIXといった指数を対象とした取引では銘柄を選ぶ必要はありません。
銘柄を選ぶことはたくさんの調査・研究が必要になりますが、その手間なしに取引を行うことができます。
取引を始めた後も日経225やTOPIXでは企業別の細かい分析は不要で、指数が上がるか下がるかだけを見ているだけのシンプルな取引となっています。

情報収集がしやすい

日経225やTOPIXは、日本国内外で注目されている指数となっています。
テレビを見ていて聞いたことがあるという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
日経225やTOPIXは注目されている指数であるということもあり、テレビなどでも取り上げられることから比較的情報収集がしやすくなっています。

日経225とTOPIXと合わせて覚えたいNT倍率

日経225とTOPIXと合わせて覚えたいものとして、「NT倍率」というものがあります。
こちらではNT倍率について、ご説明いたします。

NT倍率とは

NT倍率とは、「Nikkei225」の「N」と「TOPIX」の「T」の頭文字をとって名付けられた「両指数の値動きの違い」に着目した指標のことを指します。
計算式は以下の通りです。
「NT倍率＝日経平均株価÷TOPIX」
NT倍率が上昇していれば内需株よりも外需株が買われていると判断することができます。
逆にNT倍率が下落していれば外需株よりも内需株が買われていると判断することができます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、

• 日経225とTOPIXの違い
• 日経225とTOPIXのメリット
• 日経225とTOPIXと合わせて覚えたいNT倍率

について、ご説明いたしました。

• 日経225とTOPIXの大きな違いには「企業の数」と「得られる情報が異なる」ことが挙げられます。
• 日経225とTOPIXのメリットとしては、個別銘柄を選ぶ必要がなことや情報収集がしやすいことなどが挙げられます。
• NT倍率とは、日経225とTOPIXの「両指数の値動きの違い」に着目した指標のことを指します。

こちらの記事を通して、日経225とTOPIXがどのようなものなのか、その違いはなんなのかということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
日経225とTOPIXは多くの人に注目されているものため、非常に身近なものです。
今後日経225とTOPIXの取引を行いたいと考えていた方は、是非この機会に初めてみてくださいね。

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