ビットコインのブロックチェーンに児童ポルノの存在が判明!?
投資界に大きな影響を与えるとされたG20が終わりましたが、さほど影響は出ませんでした。しかしながら、年明けから続くビッグニュースがまたも舞い込んできました。なんとビットコイン上のブロックチェーンに児童ポルノが存在していた、というのです。
今回はブロックチェーンに児童ポルノが存在したのか、等について掘り下げていきたいと思います。
Contents
そもそもブロックチェーンとは
ビットコインにおけるブロックチェーンはビットコインの中核となる「取引データ」技術のこと。分散して管理されるのが特徴で、ビットコインを利用しているあらゆるユーザーのコンピューターに保存されます。
児童ポルノの定義
児童ポルノは「児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律」に定められている犯罪です。
- 児童同士による行為や、他人が児童に触ったり、またはその逆の行為に及ぶ姿等
- 衣服の全部、または一部を着けない児童の姿等
これらが描写されているものが、法律上児童ポルノに分類されます。
児童ポルノはいかにして発見されたのか?
ドイツにあるアーヘン工科大学とフランクフルト大学の2つのグループが発表した論文によると、ビットコインの取引に性的画像や児童ポルノへのリンクが添付されており、ブロックチェーン産業が広く犯罪に巻き込まれる恐れがあるというのです。
論文の内容とは
専門家らはビットコインのブロックチェーンの調査中に見つけた1,600個のファイルについて精査し論文を発表しています。その論文の内容を箇条書きで見ていきましょう。
- ビットコインのブロックチェーンには、性的内容を持つファイルが少なくとも8つ(全体の0.5%)含まれている。
- そのうち5つのファイルは、ソフトポルノのコンテンツを見せたり、説明したり、リンクを提供したりしているにすぎない。
- 残りの3つのファイルは、ほぼすべての国で違法とされる内容を含んでいる。
- 274のウェブサイトへのリンクが含まれており、そのうち142サイトが、匿名通信システムのトーア(Tor)で隠されたサービスへのリンクである。
学者らの中には、「今回の分析は違法ポルノを保存できるブロックチェーンは違法である、と宣言できることを示している」と主張するものも少なからずいるようです。
Q&A
Q:全世界で児童ポルノはどのくらい禁止されているのでしょうか?
A:児童ポルノの保存は112カ国で禁止されています。
したがってブロックチェーンに基づいたあらゆるシステムの使用は違法とみなされる可能性があります。簡単にいうと、国によってはビットコインのユーザーは違法行為に携わっていると見なされる可能性まであるということです。
まとめ
ブロックチェーンに児童ポルノが存在したのかどうか、についてお届けしました。
急成長を遂げているビットコインやブロックチェーン。これからますます多くの国が厳しい規制法を導入する中、ブロックチェーンという技術の遵法性を維持することが不可欠になると、論文も結論づけています。
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