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Rippleの兄弟?仮想通貨Stellarとは一体どんな通貨か?

 2018/04/02 仮想通貨
この記事は約 6 分で読めます。 3,746 Views

今回は久々に新しいアルトコインの紹介で、時価総額ランキング8位のStellarについて、この通貨の特徴についてご紹介していきます。

Stellarとは一体どんなプラットフォームなのか?


StellarはRippleを元にして作られたプラットフォームで、このプラットフォーム上で使われる仮想通貨の単位はXLM(ルーメン)を使います。

Stellarはマウントゴックスの創始者であるジェド・マケーレブ氏が中心になって開発され、マウントゴックスが破綻する3年前に売却されました。

このプラットフォーム自体の目的は人と銀行・決済システムをつなぐことで、Ripple同様に、早く・安く・信頼できる方法で、世界中の金融アクセスや金融リテラシーを拡大していくことを目指して作られています。

購入したStellarはネットワーク上で管理され、「ドル」や「ユーロ」などの法定通貨をはじめ、「ビットコイン」や「リップル」などの仮想通貨を交換出来るようになります。簡単に言えば通貨の交換所とも考えられますね。

StellarとRippleの違う点


Rippleは日本を始めとした先進国の大手金融機関をターゲットにしたシステムである事に対して、Stellarは個人向けに作られています。

個人向けであるだけでなく、「円」や「ドル」などの法定通貨と仮想通貨を交換するための決済システムとして利用されるものなので、価格がすぐに変わってしまうと通貨として使いづらくなります。なので、出来る限り価格が変わってしまわないようにする必要があります。

そのため、通貨の発行数も1000億枚と非常に多いだけでなく、運営側の通貨保有量も最小限にして市場の流通量を増やす事で価格変動のリスクを最小限に抑えながら、毎年1%づつ通貨を追加発行していく仕組みになっています。

Facebook認証を採用する事でリスクを軽減


Stellarは認証にFacebookを利用していますが、理由の一つとしてはFacebookが禁止されている中国で、中国元の流入を防ぐ事が目的のようです。

何故中国元が流入すると困ってしまうかというと、中国の人口は世界で一番多く、日本の人口の約10倍以上が暮らしているので、仮想通貨市場の価格高騰を懸念してトラブルが起こる前に規制をかけている。という状態のようですね。

Stellarの投資価値


基本的には価格変動を抑える方向で設計されているので何百倍の通貨上昇は考えにくいかもしれませんが、Rippleと同様、認知度や実用性が伴うにつれて価値は着実に上昇していくので、投資価値としては十分にあるかもしれません。

仮想通貨市場が全体的に値下がりしている今だからこそ、逆に投資タイミングではあるかもしれませんね。

Stellarが導入・提携済みの企業は?


Stellarは現在16のサービスで決済システムに導入されていて、21の企業がパートナーとして提携しています。名だたる大手企業や先進的なサービスを精力的に行っている企業もパートナーになっているのでチェックしてみましょう。

パソコンや研究機関としても有名なあの「IBM」


現在はLenovoへ事業を売却していますが、パソコンの開発事業を展開している傍ら、アメリカでの特許取得数が23年連続で1位になるほど多くの発明を生み出す研究機関としても有名なIBM社です。

特許取得数が多ければ権利収入も特許の数とその特許を利用している企業の数だけ利益が膨らみます。研究機関以外の動きも、付加価値と収益性の高い事業を作り、その事業を分社または売却する事で運営されているため、企業の運営方法としてはかなり先鋭的だと言えるでしょう。

そんなIBM社がStellarと、ニュージーランドの銀行であるKlickExと提携して新しいブロックチェーンを使った銀行のような役割を果たしてくれるプラットフォームを構築する事を発表しました。

フランスに拠点を置く「TEMPO」


フランスに拠点を置いている送金業社のTEMPOがStellarのプラットフォームを採用した事で、ヨーロッパから世界に対して手数料を安く送金が出来るようになりました。

手数料自体はかなり安くなりましたが、将来的には1500億ドル規模での送金が見込まれているだけでなく、ヨーロッパにて監査された安全性の高い送金が可能で、主に顧客は公共料金、保険金などのサービスに対して国境を超えて支払いをすることが出来るようになります。

自社サービスに手軽に決済を導入出来る「Stripe」

webサイトやアプリを作る際にネックになりがちなのが、決済システムの導入ですが、この決済システムの導入をとても簡単に行えるシステムを開発し、提供しているのがこのStripeです。

StripeはAWS(Amazon web service)という、サービスの運用を低コストに出来るサービスでも導入されているので、このAWS自体の需要が高まれば高まる程、Stellarの価値が高まる事は間違いないでしょう。

Q&A

Q:Stellarはどこで購入出来ますか?

A:海外仮想通貨取引所のBittrexとPoloniexで取引することが出来ます。
海外取引所へは日本円で送金出来ないので、bitflyerで日本国内の仮想通貨取引所の口座を開設しておき、一度イーサリアムを購入後そのイーサリアムをbittrexなどに送る必要があります。

国内の取引所で取引をしないとお考えだとしても、まずは仮想通貨に変える必要があるので、とりあえずbitflyerに登録しておきましょう。

bitflyerの登録はコチラ。

まとめ

いかがでしたか?今回はRippleに似た仮想通貨、Stellarについて説明しました。仮想通貨業界自体が全体的に価格が下がっているものの、通貨の信用度としては非常に高いRippleですが、信用出来ると思える理由としてはやはりサポートしている企業や市場規模によるものではないでしょうか。

StellarもRipple同様にインフラとして非常に期待値の高い事業になる可能性が期待されるので、今のうちに注目しておいて損はないかもしれませんね。

Stellarの様にあまり耳馴染みの無い通貨も、実は非常に期待値が高い可能性があります。将来的な利益の伸びしろへの期待値はそこまで無いかもしれませんが、もしかすると逆に価値が高くなる可能性も捨てきれないでしょう。

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若林 悟

若林 悟

若林 悟(わかばやし さとる)

ニックネーム:バガボンド

毎日何もせずお金に困り過ぎていた時期に出会った一冊のビジネス書に触発され、「働いてお金を稼ぐ」という意識から、「お金を働かせて稼ぐ」という意識に変わるが、働きたくないという意識が強過ぎて、楽して稼ぐための情報に対して敏感になり過ぎてしまっている節がある。

主に最近話題の仮想通貨をはじめ、FXやバイナリーオプションなど投資に関する新鮮な情報に切り込んでお伝えします。

得意分野:バイナリーオプション/FX/仮想通貨/副業/その他

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