FXの豪ドルはスワップ狙いでトレードすべき！

豪ドルは先進国の中でも金利が高いことから注目を集めています。FXにおける豪ドルの強みや特徴を知り、今後のトレードに役立ててください。

豪ドルとは？

オーストラリアで流通している通貨のことです。通称は「オーストラリアドル」で、FXの通貨コードはAUDと略されています。オーストラリアは石炭、鉄鉱石など、鉱物資源に恵まれており、農産物と鉱物の輸出が全体の60%以上を占めています。

そのため輸出が景気動向の大きな指標となり、他国の経済状況で為替が左右されます。

一番結びつきが強いのは中国ですね。2015年6月、オーストラリアと中国はFTA（自由貿易協定）に署名をしてから、両国間の貿易額は増える一方となっています。主要な輸出国である中国の景気が良いと豪ドルが上がり、中国の景気が悪くなると豪ドルは下がります。

もちろんアメリカやヨーロッパの景気の影響も受けますが、豪ドルは中国の経済状態を一番反映すると覚えておいてください。

豪ドルのリスク

オーストラリアは経済が安定している国ですが、リスクが0という訳ではありません。前項で述べた通り、資源国なので、原油や鉄鉱石など、資源の価格に左右されることもあります。例えば何かのきっかけで原油価格が下がると投資家は一斉に豪ドルを売りに出します。

米ドルよりも取引量が少ないため、価値を落とすのも早いです。FXにおいて豪ドルで取引する場合は、リスクも知っておく必要があります。

豪ドルはスワップポイントが狙い目

スワップポイントとは、金利が異なる２種類の通貨の売買によって発生する金利差額のことです。FXで投資する通貨ペアのうち、低金利の国の通貨で高金利の国の通貨を買うと、プラスの差額が発生し、毎日スワップポイントを受け取れるのです。

逆に高金利の国の通貨を売り、低金利の国の通貨を買うとマイナスの差額が発生し、購入した通貨額に応じてお金を支払う羽目になります。

2008年には7%だった金利は2016年以降から1.5%に下がってしまいました。

しかし、先進国で比べてみると日本が0.1%、イギリスが0.25%、アメリカが1%と低金利です。他通貨と比べるとトップクラスと言えるでしょう。さらに値動きも他の通貨よりも大きいのでスワップ狙いが有効なのです。

オーストラリアが高金利な理由は「オーストラリア準備銀行」がインフレーションに対する警戒心を抱いているためです。現に1992年から2012年まで、オーストラリアはプラスの経済成長を維持してきました。他国に比べて物価が上昇しやすい環境にあるのです。

Q&Aコーナー

Q：豪ドルをメインにしようと考えています。オススメのトレードはありますか？

A：スイングトレード、ポジショントレードなどがオススメです。

豪ドルは高金利なのが旨味なので、スキャルピングやデイトレードで為替差益を狙うより、スワップ狙いでいった方がよいです。オススメの通貨ペアは豪ドル／日本円です。日本円が低金利なので、この組み合わせは高いスワップポイントが期待できます。

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