FXの相場はたった3種類しかない！

FXは相場の流れを理解しなければ勝つことができません。アメリカの投資家ジョージ・ソロスが「トレンド・イズ・フレンド」という格言を残したくらい、FXの世界では重要なものです。

本日は絶対に押さえておくべき相場の知識を徹底的に解説します。高い勝率と利益率を叩き出すために、必ず覚えてくださいね。

FXの相場の基本知識

FXは異なる2つの通貨を売買して差額で儲ける投資です。舞台となる為替市場はニュージーランドから始まり、東京、アジア、中東、欧州と流れ、最後は経済の中心地であるニューヨークへと繋がれます。その間はノンストップで取引されるので、世界中の経済情勢を反映しながら相場は変動していくのです。

▽相場は需要と供給の関係で動く

需要と供給の関係を果物で例えてみましょう。

みかんが欲しいと思う人が少ないのに、みかんがたくさん採れてしまうと供給過多になってしまいます。みかんが欲しいと思う人（需要）よりも、収穫数（供給）が多いとみかんの価値が下がり、価格も安くなります。スーパーの安売りセールで山売りになっているみかんをイメージしてみてください。

一方でCMや雑誌などで紹介され、メロンブームがきたとします。メロンが大人気で欲しい人が多いのに、その年は不作でほとんど収穫できませんでした。メロンが欲しいと思う人（需要）が多いのに、収穫数（供給）が少ないと、メロンの価値は上がり、価格も高くなるのです。

これは、通貨も同じことが言えます。人気が上がると通貨の値段も上がり、人気が下がると通貨の値段も下がります。相場は需要と供給の関係で常に動いているのです。

▽投資家の動きも相場に影響する

各国の経済情勢だけでなく、相場は投資家たちの活動によっても影響を受けます。為替市場に参加している投資家は、チャートを見ながら取引をしているのが一般的です。多くの投資家が同じように考え、取引していけば、当然相場もそれに応じるように動いていきます。

相場は投資家の心理で形成されていると言っても過言ではありません。

FXの相場の種類とは？

相場の基本知識を押さえたところで、FXの相場の種類について覚えていきましょう。FXの相場は大きく分けて3種類しかありません。初心者でもすぐに把握できると思います。

▽上昇トレンド（アップトレンド）相場

波が上に向かっていく相場で「買い」の勢いが強いことを示しています。上昇トレンドでは、価格は上がっていくので、安く買い、高く売るというFXの基本手法が成り立ちます。

▽下降トレンド（ダウントレンド）相場

波が下に向かっていく相場で「売り」の勢いが強いことを示しています。下降トレンドでは価格が下がっていくので、高く売り、安く買い戻すことで、利益を重ねられます。

▽レンジ相場

上昇・下降トレンドのどちらでもありません。ある一定の範囲内でチャートが行ったり来たりを繰り返します。別名でボックスと呼ばれることもあります。レンジは相場が力を溜めている状態と言えるので、力が回復したら、上昇トレンドか下降トレンドが発生する可能性が高いです。

レンジ相場の時は無理にエントリーせず、次のトレンド発生に備えて戦略を立てる投資家も多いです。FX初心者はまず上昇・下降トレンドを狙って取引するようにしてみましょう。

▽まとめ

FXはチャート分析が必須ですが、「今はどの相場なのか？」ということを常に確認する癖をつけてください。また、経済指標発表後は、上昇・下降トレンドが発生しやすくなるのでチャンスと言えるでしょう。

Q&Aコーナー

Q：FXの相場においてトレンドとレンジの割合は違うのでしょうか？

A：全体を10で見ると、上昇・下降トレンドが3割、レンジが7割と言われています。

FXは「安く買って高く売る」のが利益を増やす基本です。そのため強いトレンドを把握するのが、勝率アップに必要不可欠でしょう。全体的に見るとトレンド相場の方が少ないので、チャンスは逃さないようにしたいところです。

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