FXの追証は投資家に向けた警告サインだった！
FXはいざという時に備えることが重要です。気をつけることといえば「追証（おうしょう）」は外せないはず。特に重要なキーワードのひとつなので、初心者はもちろん、既に追証を知っている方もおさらいしてください。FXをする方なら誰もが経験することですよ。
Contents
FXの追証とは？
追証とは「追加証拠金」の略であり、別名で「マージンコール」や「ロスカット・アラート」と呼ばれるものです。「レバレッジを利用する際、担保代わりの証拠金が足りないので、追加入金して」という意味であり、投資家に向けた警告サインのようなものですね。
例えば、証拠金が50%になったら強制ロスカットをするAの業者があるとします。あなたはAの取引業者に4万円の証拠金を預けました。ところが取引中に下落が起こってしまい、証拠金が2万500円に減ってしまいました。ここではじめて追証が発生します。
簡単に言えば「あと少しで強制ロスカットですよ！」という連絡ですね。強制ロスカットの場合は、通常よりも高い手数料がかかる時もあるので、注意したいところ。場合によっては、預けている証拠金以上の損失が出ることもあります。
▽追証の連絡について
FX取引業者によって異なりますが、電話・メールが主流です。迷惑メール対策をしていると、FX取引業者からの追証に気づかないことがあります。必ずドメイン指定受信の設定をするようにしてください。
▽追証が発生する流れについて
追証が発生する流れをわかりやすく解説します。ひとつ一つみていきましょう。
- 最低証拠金を入金後、FXをスタートする
- 為替レートが変動し、含み損が発生
- 最低証拠金を下回りそうになってしまった
- 追証が発生
追証が発生した時に追加入金をすれば、そのまま取引が続行できます。しかし、放置してしまうと、強制ロスカットとなり取引続行は不可能となります。追証が発生した段階で、できるだけ早く判断するのが望ましいです。
FXで追証発生時の対応方法とは？
ここでは追証が発生した時、具体的にどう動くべきなのか？
対応策をお伝えします。
▽対応策1：すぐに損切りをする
FXの基本は負けを減らすことです。追証が発生したら、すぐに損切りをすることで、被害を抑えられます。そもそも追証の連絡を受けた時点で、相場の読みが外れていた可能性が高いです。すぐにポジションを決済して、次回のトレードに向けて動いた方が懸命です。
▽対応策2：トレンドの転換に期待して追加入金する
追証が発生した時、チャートを再びチェックするのは基本です。ここでトレンドが転換するサインが出ていたら、追加入金するべきです。FXではずっとトレンドが続くことは稀で、どこかで必ず相場の方向が変わっていきます。追証を逆転のチャンスにすることも可能です。
▽まとめ
追証が発生した時、チャートを分析して、損切りするか、トレンドの転換に期待するか、しっかりと判断できるようになってください。もしもの時のために、余裕を持ってトレードをしていきたいところですね。
Q&Aコーナー
Q：海外のFX取引業者は追証がないと聞きましたが本当ですか？
A：はい、本当です。
基本的に追証は国内のFX取引会社のルールです。海外のFX取引業者ではゼロカットシステムと呼ばれるものが主流になっています。口座残高がマイナスになっても資金ゼロになる画期的なもので、投資家は証拠金分の管理だけでOKです。その分手数料が高かったり、デメリットも存在することも覚えておいてください。
国内・海外業者は投資家の好みで選ぶのが正解ですね。
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