FXの損切りラインとは。FXの損切りラインと設定方法。

2018/10/06 FX 初心者 FX テクニック FX あおい
この記事は約 5 分で読めます。 3,128 Views

「損切りラインってなんだろう？」
「損切りラインのルールを設ける理由は？」

FXに関心のある方であれば損切りラインという言葉を目にしたことがあるのではないでしょうか。
しかし、どうやったら勝てるのかということにばかり気を取られて、理解を後回しにしている方も多くいらっしゃるかと思います。
実はこの損切りライン、FXで大きな失敗をしないためには非常に重要な要素で、どうやったら勝てるかよりも先に理解し身につけておく必要があります。

今回は、

FXの損切りラインとは
FXにおける損切りラインの重要性
FXにおける損切りラインの設定方法

について、ご説明いたします。

FXを始めようと考えている方は、是非参考にしてみてくださいね。

Contents

1 FXの損切りラインとは
- 1.1 損切りについて
- 1.2 損切りラインとは
2 FXにおける損切りラインの重要性
- 2.1 大損を防ぐ
- 2.2 チャンスを逃さない
3 FXにおける損切りラインの設定方法
- 3.1 トレードスタイルに合わせて設定する
- 3.2 レバレッジの高低を基準に設定する
4 まとめ

FXの損切りラインとは

こちらでは損切りラインとはどのようなものかということについてご説明いたします。

損切りについて

損切りラインは、損切りを理解することによって合わせて理解することができます。
ここでは初めに損切りについて触れておきます。
損切りとは、自分の予想に反してレートが動き自分の持っているポジションに含み損が発生した場合に損失を確定させることを指します。
損がそれ以上膨れ上がらないようにすることが目的です。
この点から、損切りラインはトレーダーを守る役割を担っているとも言われています。
損切りは資金を失ってしまうため実践に抵抗がある方もいらっしゃいますが、損切りは大きく資産を失わないための重要なシステムです。
FXのトレードには負けがつきものですが、いかにして綺麗に負けるかということで損切りは「負ける技術」として重要視されています。

損切りラインとは

損切りラインとは、損切りをするにあたってどれほどの損失が出た場合に損切りを行うかの値のことを指します。
損切りする値を定めておくことで、その値に到達した際に機会的に損切りを実行させます。

FXにおける損切りラインの重要性

以上でご説明した損切りラインですが、FXにおいて非常に重要な要素となっています。
こちらでは損切りラインの重要性についてご説明いたします。

大損を防ぐ

含み損が発生した場合に元の相場が戻るのではないかという期待に負けて、損切りをしないという方がいます。
もちろんその期待通りに元の相場に戻り含み損はなくなり、利益が出てくるということもあります。
しかし、逆に期待通りにはならずどんどん含み損が大きくなっていくことがあります。
そうなると取り返しのつかないことになってしまう可能性があるのです。
そうならないためにも損切りラインを設定し、機会的に損切りを行なっていくことは非常に重要となっています。

チャンスを逃さない

FXでは相場の変動に合わせて、次から次へと取引のチャンスが巡ってきます。
しかし損切りをせずにポジションを持ち続けるということは、その間そのポジションに拘束されている資金は使うことができないためチャンスを逃すことにつながっていくのです。
損をなくすためにポジションを持ち続けるのは利益を出す機会を逃すことになり、取引方法としてはセンスがいいとは言えません。
FXでは取引を繰り返し行い、利益を出していくことが大切です。
チャンスを逃さないためにも、損切りを行うことでいつでも新しいポジションを取れるようにしておくことが大切です。

FXにおける損切りラインの設定方法

ここまでのお話でFXの損切りラインの重要性について、お分かりいただけたのではないでしょうか。
損切りラインの重要性を理解したら、次は自分のトレードで使う損切りラインを設定していきましょう。
こちらでは損切りラインの設定方法についてご説明いたします。

トレードスタイルに合わせて設定する

トレードスタイルが短期であれば短期であるほど損切りラインは小さく設定します。
トレードスタイル別の大体の目安は以下の通りです。

スキャルピング：3〜5pips
デイトレード：20〜50pips
スイングトレード：50〜300pips

レバレッジの高低を基準に設定する

レバレッジを高く設定しているなら、ちょっとレートが下がっただけでも大きな損失に繋がってしまいます。
そのため損切りラインは小さめに設定しておくことがオススメです。
万が一大きく設定してしまえば再起不能になってしまう可能性があるので気を付けましょう。
逆にレバレッジを低く設定しているなら、ちょっとレートが下がるだけでは大きな損失に繋がることはありません。
そのため損切りラインは広めに設定しても大丈夫です。
ただし、レバレッジが低いからといって損切りしなくていいやという考えは辞めましょう。
損切りラインはどんな時でも設定しておくべきです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、

FXの損切りラインとは
FXにおける損切りラインの重要性
FXにおける損切りラインの設定方法

について、以下のことをご説明いたしました。

損切りとは、自分の予想に反してレートが動き自分の持っているポジションに含み損が発生した場合に損失を確定させることである。
損切りラインとは、損切りをするにあたってどれほどの損失が出た場合に損切りを行うかの値のことを指す。
損切りラインを設定しておくことは大損を防ぐことやチャンスを逃さないようにするためにも重要な要素である。
FXにおける損切りラインの設定方法には、トレードスタイルに合わせて設定する方法やレバレッジに合わせて設定する方法がある。

こちらの記事を通して理解を後回しにしがちだった損切りラインについて、お分かりいただけたのではないでしょうか。
FXで取引を行うなら、損切りラインの理解と設定は非常に重要です。
どのようにして勝つかを考える前に理解しておくことが大切です。
これからFXを始めようと考えている方は、是非この機会に損切りラインについての理解を深め、自分のトレードで実際に使う損切りラインのルールを設定してくださいね。

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