副業をするなら『所得税』を意識しなければならない理由とは！また所得税を無視できる場合について紹介
「副業をしても会社にばれなければ大丈夫だよね」
この考え方、実は間違いです。
会社に副業がばれる以前に、副業で『所得税』が発生していて確定申告の対象になっているのですよ。
先ほどの考え方のままだと、いずれ大変なことになります。
ならこの際、所得税を気にしない方法はあるのでしょうか？
今回は、
- 副業は本業と違って『所得税』の扱いが多少異なる
- 副業における所得税の無視＝確定申告の不要
について、ご説明いたします。
これから副業を始めようと考えている方は、頭の片隅に入れておいた方がよい情報なので、できれば最後までご覧いただければ幸いです。
Contents
副業は本業と違って『所得税』の扱いが多少異なる
知らない方もいらっしゃると思いますが、副業と本業では所得税に関しての扱いが違います。
どのように違うのか順を追ってご説明していきます。
副業収入は自分で確定申告をしなければならない
副業の場合、本業との違いは自分で確定申告をしなければならない点です。
なぜなら大まかに説明すると『所得の種類』の違いと『処理方法』の違いがあるからです。
仮にサラリーマンが本業としている人の場合、会社側で1年間の給与所得を把握していて社員全員分の年末調整をまとめて行うので、個々の確定申告は必要ないわけです。
会社にいる事務員がそのお役目を果たしています。
副業をしている人の大半が雑所得による収入で、会社でまとめて行うわけではありません。
それゆえ自分で確定申告を行い処理しなければならないのです。
必要経費となる領収証などは保管しておいた方がよいでしょう。
所得税について詳しく知りたい方は下記のホームページをご覧ください。
参考：国税庁ホームページ
https://www.nta.go.jp/index.htm
本業と同じ所得税の感覚を持ったままだと不利益を被る
何も考えず、本業で働きながら副業をしていて対策を取らないと不利益を被ってしまいます。
確定申告の期間が通常ですと2月16日から3月15日までですので、その間に申告しないと後日『通知』が届き、簡単に説明すればより多くの税金を支払わなければならなくなってしまいます。
副業禁止の会社であれば下手したら会社にその連絡がいく場合もあります。
ばれてしまったら…。
そうなるといろんな方面で不利益となり、副業で得られた金銭的利益よりも相対的に損失が多くなってしまいます。
「あの人、脱税しているよ」という噂が立ってしまうことだけは社会人として避けなければなりません。
副業における『所得税の無視』＝確定申告の不要
副業で所得税を考えることなく稼ぎたいかたにとっては重要なことかもしれません。
その方法について紹介していきます。
※『所得税の無視』と記載しましたが、選んだジャンルの副業によっては事前徴収されている場合もあります。
1年間で得られる副業収入が20万円未満なら確定申告不要
一般的には副業で得た収入が20万円以上にならなければ確定申告する必要がないとされています。
つまりこの金額を超えなければ所得税を気にする必要がありません。
極端な話、19万９千円ぐらいで稼ぎをストップしておきましょう。
そもそも確定申告の対象期間が１月１日から１２月３１日までです。
万が一、超えてしまった場合は確定申告しなければなりませんが必要経費を申告して1年間で得られた利益が20万未満になるのであれば問題ありません。
例えば、クラウドソーシングを副業としていた場合、この仕事の収入が２５万であれば申告が必要ですが、新しく買い替えたノートパソコンが６万円だとします。
それを必要経費として申告すれば実際の収入(利益)は１９万円とみなされるので、確定申告が不要となります。
稀に例外もある
副業形態によって所得税はかからないけれど、住民税が別途加算される場合があります。
住民税は本業における勤務先の住民税と副業におけるモノが合算されるのが普通なので、副業で稼いで発生する住民税は別個に普通徴収という手続きをしなければ会社側にばれます。
副業で得られる収入が給料所得によるものだった場合は住民税に反映されるので注意が必要です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、
- 副業は本業と違って『所得税』の扱いが多少異なる
- 副業における所得税の無視＝確定申告の不要
について、以下のことをご説明いたしました。
大事な点として、
- 副業をするのなら別途自分で確定申告をしなければならない
- １年間における副業で２０万円を超えるようであれば確定申告の準備をして２０万を超えないようであれば、収入調整をしておく
ですので、副業は本業以外でお金を稼げるメリットもあれば、自分で確定申告をしなければならない煩雑なデメリットも存在します。
副業は単なるお金稼ぎの場ではないのです。
それでも副業を始めてみたいと思った皆さんは、上記で説明した知識を頭の片隅に入れて取り組んでみてください。
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