勝敗だけじゃない!パチスロの上手い下手は何で変わる?
随分と遊技人口が減ってしまったとはいえ、今なお数百万人のパチスロユーザーがいます。
連日連夜ホールに入り浸っているヘビーユーザーも少なくないでしょうが、“勝っているのはそのうちのほんの一握りだけ”です。
結論から言うと、パチスロの上手い下手と勝ち負けは直結しません。
その理由は順に説明していきますが、パチスロが上手ければ勝てる、下手なら負けるという考え方はナンセンスであり、余計に負けを引き寄せる要因にすらなり兼ねません。
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パチスロ自体の上手下手はその場限りの要素
「パチスロが上手い」と表現する場合には、いくつかの意味合いが含まれています。
単純にパチスロを打つ技術が優れているのか、それともパチスロで勝つ技術が優れているのか、そこが問題です。
パチスロ上手の手法「ビタ押し」ができれば勝てるのか?
以前、いわゆる「ビタ押しマシーン」全盛期には目押しが上手ければ勝てたといっても過言ではありません。
たとえば『大花火』(アルゼ)の機械割は設定1でも100.66%、設定6になれば140.33%とバケモノじみた数字です。
完全攻略で機械割が100%を超えていることはもちろんですが、そのころは高設定がよく入るイベントも行われていました。
しかし、現在はほとんど目押しを必要としないような台ばかりで、ビタ押しができたからといって勝てるとは限りません。
パチスロが下手で「7」を止められなくとも立ち回りでカバーできる
いわゆる「スロプロ」の多くは目押しができますが、その全員がビタ押し成功率100%ではありません。
それこそ、リールの7図柄がやっと見える程度の目押し力しかないプロもいますが、そういう人でも年間数百~一千万円稼いでいる可能性が十分にあります。
状況に応じた最適な立ち回りを見出せる人こそがパチスロ上手
パチスロで負けたけれど上手い人
パチスロはギャンブルである以上、勝率100%は違法行為でもしない限りは絶対に不可能です。
どれだけ稼いでいる人でも負けるときは負けますが、上手い人は“トータルでプラス”にしてきます。
仮にその日は負けてしまったとしても、その理由がどこにあるのかが大きなポイントです。
「設定1を打って負けた」のか、「設定6を打って負けた」のかはまったく意味合いが違いますし、さらに言えば「設定1で5万円負けた」のか、「設定1で5千円負けた」のかという違いもあります。
パチスロが上手い人は、負けるときの被害が最小限に収まるように立ち回り、勝てるときになるべく大きく勝つからこそ「上手い」わけです。
パチスロで勝てたけれど下手な人
逆に、設定1を打って10万円勝ってしまうこともあり得ます。
いわゆる「運勝ち」「ヒキが良かった」という状態ですが、これは10万円というお金こそ手に入りますが“それだけ”です。
明確ではない根拠で台を選び、そこで運に任せた勝負をして勝った負けたをしている人は、トータルで負けてしまうことがほとんどです。
「昨日、パチスロで万枚出した!」と自慢している人は、「上手いね!」といってもらいたいのかもしれませんが、いくら大きく勝ったとしても年間収支がマイナスならば何の意味もありません。
まとめ:パチスロが上手い人は根拠があるが下手な人にはない
最近のパチスロは、多くが「RT」「ART」で出玉を増やすシステムです。
今後はこれが変わる可能性もありますが、少なくとも今は目押しができるからといって大きく出玉が左右される状況は多くありません。
繰り返しますが、“パチスロが上手い人というのは勝つときも負けるときも根拠がある人、パチスロが下手な人は勝つときも負けるときも根拠がない人”です。
根拠を持っていないから、低設定の台をいつまでも打ち続けて負けてしまったり、せっかくの高設定をすぐに捨ててしまったりします。
当然これは上手い人にも起こり得る状況ですが、その頻度が段違いです。
「設定をいち早く判別し高設定なら粘る、低設定ならばすぐに止める」これができる人こそが、パチスロが上手い人です。