FXで投資をするなら、必ず相場のトレンドを理解する必要があります。チャートの目印となるトレンドラインを引けば、視覚的にもわかりやすくなりますし、分析が容易になりますよ。本日はトレンドラインの引き方や役割について、基礎からお伝えしていきます。
FXのトレンドラインの役割とは？
為替相場は一定方向に動きやすい傾向があります。例えば、相場の価格が上昇傾向にある時には、上場が続く動きをします。逆に相場が下降傾向にある時は、下降が継続していくのです。トレンドラインは、多くのトレーダーに愛用されているテクニカル指標です。
基本は「多くのトレーダーが意識している」所に線を引きます。足はどの時間帯を使っても問題ありません。役割としては主に二つあります。
- 線を引くことで現在の相場の流れを把握できる
- 支持線、抵抗線として使える
特に重要な部分なので、一つずつ解説していきましょう。
▽役割1：相場の流れを把握できる
チャートに1本〜複数の線を引くだけですが、現在の相場が視覚的にわかりやすくなります。トレンドの強さや傾向を把握しやすくなるので、戦略も立てやすくなります。MT4のインジケーターを使う場合は、事前に知識が必要ですが、トレンドラインは比較的覚えることが少ないため、初心者からも支持を受けています。
▽役割2：支持線、抵抗線として使える
上昇トレンドラインは支持線として使え、下降トレンドラインは抵抗線として使えます。
- 抵抗線：「ここより為替相場が上に行かないだろう」と予測する線です。
- 支持線：「ここより為替相場が下には行かないだろう」と予測する線です。
相場が抵抗線・支持線付近に近づいたら、反発するのか、突き抜けるのかといった予測をしやすくなるのです。FXの手法のひとつである、押し目買い、戻り売りの売買ポイントを決める時にも使われます。
▽上昇トレンドラインの引き方
ローソク足の安値を結んだラインを「上昇トレンドライン」と呼びます。ローソク足のチャートを眺めた時、目立った安値を二つ以上見つけるのがポイントとなります。安値同士を結ぶようにラインを引いてみましょう。
▽下降トレンドラインの引き方
ローソク足の高値を結んだラインを「下降トレンドライン」と呼びます。ローソク足のチャートを眺めた時、目立った高値を二つ以上見つけるのがポイントとなります。高値同士を結ぶようにラインを引いてみましょう。
FXのトレンドライン活用法！売買ポイントの判別方法とは？
トレンドラインを使えばFXの売買ポイントが簡単に判別できるようになります。代表的な買いポイントと売りポイントをお伝えしていきましょう。
▽買いポイント
下降トレンドで引いたレジスタンスラインが、ローソク足を越えた場合、下降トレンドから上昇トレンドへ転換する可能性が高いです。代表的な買いポイントと言えるでしょう。
▽売りポイント
上昇トレンドで引いたサポートラインを、ローソク足が下回った場合、上昇トレンドから下降トレンドへ転換する可能性が高いです。代表的な売りポイントと言えるでしょう。
▽まとめ
トレンドラインはシンプルな分析方法なので、初心者からプロトレーダーまで幅広く愛用されています。FX初心者の方は、まず上昇トレンドライン、下降トレンドラインに挑戦してみてください。相場を正しく分析することが、勝率アップの糸口となります。
Q&Aコーナー
Q：FXのトレンドラインはローソク足とヒゲのどちらに合わせて引くべきなのでしょうか？
A：正解はありません。
FXのトレンドラインで多くの方が疑問に持つ質問です。一般的なトレンドラインの引き方としては、ヒゲを貫通させるのではなく、ヒゲの先を頂点としてトレンドラインを引きます。投資家によっては、ローソク足の実体で引く方もおり、意見がわかれるところですね。
正しい引き方はないので、自分の好みで引いてください。
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