FXの両建ては実用的な手法なのか?
FXには難しい専門用語がたくさんあります。投げ出さないためには、一つひとつの用語を理解していくことが大切です。一気に詰め込むと途中で挫折してしまいますからね。
本日はFX上級者向きの手法のひとつ、両建てについてです。基礎から覚えていきましょう。
Contents
両建てとは?
FXにおける両建てとは、同一通貨ペアで「買い」と「売り」両方のポジションを持つことを言います。例えば、ドル/円の買いポジションを1万通貨保有し、ドル/円の売りポジションを1万通貨保有するような状態です。保有しているポジションの価格が上がろうが、下がろうが損失は固定されます。
損切りまでの時間的猶予が生まれますが、最終的には「売り」「買い」どちらかのポジションで決済しなければなりません。両建てでポジションをキープし続けるのか、損を覚悟で決済するべきなのか、相場の見極めが必要です。
「素直に損切りすればいいのでは?」というように、両建てを意味がないと考えるトレーダーも多いですね。
続いて両建てのメリット・デメリットを見ていきましょう。
▽両建てのメリット
損切りの判断を遅らせるほか、税金の繰り越しができます。FXでは含み益・含み損は、課税利益に該当しないという決まりがあります。
(※決済が確定していないポジションについては課税対象外)
両建てをすれば、利益を翌年に持ち込めるので、その年の税金の支払いを免れることができます。もちろん来年には税金を支払わなけれなりません。
▽両建てのデメリット
「買い」と「売り」の2つのポジションを持つので、FX取引業者に支払うスプレッドが二重に発生します。さらにスワップポイント(金利の差)も同じことが言えます。ほとんどのFX取引業者は、マイナスのスワップポイントの方が高いです。
両建てを行った場合、損失は固定されますが、日が立つほど損をしてしまいます。コストが余計にかかるのがデメリットですね。
▽両建てが必ず使えるとは限らない
国内には80社以上のFX取引業者があります。両建ては全ての業者で使える訳ではなく、禁止している業者の方が多いです。利益と損失が相殺されて、ポジションが無意味になるので、FX取引業者からは良い取引方法だとは思われません。
両建ての基本的な使い方とは?
基本的には一時的な損失を回避するために使われます。
【例】
あなたが10万円の含み損を抱えているとしましょう。取るべき選択肢は2つあります。
1.すぐに損切りをする:損失が確定するので-10万円の損失となります。
2.両建てをする:含み損10万円をキープします(増えもしないが減りもしない)
FXの相場は1秒1分で為替レートが大きく変わります。損切りもさらに値段が下がらないうちに、早めに決断しなければなりません。仮に最大25倍のレバレッジをかけていたら、損失が増える速度も25倍となります。メンタルを平常に保つ方が難しいでしょう。
こんな時こそ両建ての出番です。
両建てをすることによって時間の猶予が生まれます。次の一手をじっくりと考えてから、新たに相場の予測をして売買するのです。お金を大きく稼ぐ手法というよりは、守りに徹した手法と言えるでしょう。
▽両建てのまとめ
FXの両建てはメリットよりもデメリットの方が多いです。結論としては実用的な手法ではありません。それよりかは、損切りの判断基準を自分でルール化した方が効率がいいです。
Q&Aコーナー
Q:FXの両建てで利益を出すのは難しいですか?
A:はい、難しいです。
チャート分析はもちろん、損切りの応用知識が求められるので、初心者にはオススメできません。両建てはリスクとメンタルを軽減できるメリットはありますが、利益を出すのに向いている手法ではないのです。
「損切りは今すぐしたくない、考える時間が欲しい!」という場合にのみ、使うようにした方がよさそうです。
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