バイナリーオプションで両建ては必勝法となるのか?
バイナリーオプションは「ハイ」と「ロー」の二択から選ぶ投資です。
理論上の勝率は50%ですが、チャートの動きを見て予測したり、攻略法を使うことで勝率を上げることができます。
FXにおいて両建ては、メジャーなテクニックですが、バイナリーオプションでは必勝法となりうるのでしょうか?
本日は両建てに絞った内容となります。
Contents
両建ての基本知識について
まずは両建ての基礎から解説します。
両建てとは、もともとFXで使われているテクニックであり、同一通貨の買いと売りのポジションを同時に持つことを言います。
バイナリーオプションにおける両建てとは「ハイ」「ロー」をどちらも購入することを言うのです。
ざっくばらんに言うと「ハイ・ロー両方に賭けてリスクを回避」することですね。
バイナリーオプションは二択なので、どちらかは必ず当たり、どちらかは必ず外れます。
投資した金額とペイアウトの差額を利用して儲けるのですが、バイナリーオプションのペイアウト率は1.7倍〜1.8倍なので、単純計算すると損をしてしまいます。
ペイアウトが2.1倍以上でなければ、機能しないので、「ハイロー」では使うことができません。
バイナリーオプションにおいて、ペイアウトが2.1倍以上になるのは、いくつかの取引ルールを採用した時のみです。
【例】
- 目標レートが設定された範囲内に「収まる(レンジイン)」か「収まらない(レンジアウト)」かを予想する「レンジ」
- 取引終了時間内に一度でも、設定価格にタッチする(設定価格を越える)か、設定価格にタッチしない(設定価格を越えない)かを予想する「ワンタッチ」
両建てを行う前に知っておきたいこと
先に伝えたように両建てを使うには、ペイアウトが2.1倍以上の場合に限ります。
バイナリーオプションは「ハイロー」で有名ですが、「レンジ」や「ワンタッチ」などの取引ルールを採用している業者は多くありません。
国内業者は国内で制限されたルールにのっとり、基本的に「レンジ」や「ワンタッチ」などの高ペイアウトになる取引方法は採用していないのです。
必然的に海外業者を選ぶことになり、両建てを行うには業者選びから徹底する必要があります。
両建てでダブル利益を狙う方法
「レンジ」限定の両建てテクニックです。
レンジ上限で下落を予想し、レンジ下限で上昇と予想、時間差でエントリーして見事に的中すれば両方のペイアウトが発生する場合があります。
儲けも2倍ですが、リスクも2倍と言えます。
一気に利益を叩き出せるのは魅力的ですが、トレンドを深く読む技術が必要なため、初心者には難しいと言えるでしょう。
どちらかと言えば熟練したトレーダー向けのテクニックとなります。
Q&Aコーナー
Q:バイナリーオプションで両建てを行う際の注意点をまとめてください。
A:注意すべきは3点です。
- ハイローでは意味がないこと
- 選んだ業者の取引ルールに「レンジ」「ワンタッチ」があるかを確認する
- 高いペイアウト率でなければ成立しない
「レンジ」「ワンタッチ」の取引でも必ず儲かる訳ではないので、必勝法とは言えません。
両建ては必勝法となるのか?
バイナリーオプションにおける両建ての難易度は高く、初心者が気軽にできるものではありません。
さらに両建てが有効なのは「レンジ」「ワンタッチ」など、高ペイアウトが期待できる取引ルール限定となるので、制限もかかります。
ハイリスク・ローリターンのテクニックと言えるでしょう。
初心者が勝率を上げるためには、まずはローソク足の読み方やチャート分析を学び、トレンドを予測できることからはじめてみましょう。既に使っているバイナリーオプションの業者に「レンジ」「ワンタッチ」の取引ルールがあったとしても、「ハイロー」である程度勝てるようになってから、チャレンジすべきです。
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