【バイナリー】フィボナッチ使い方

フィボナッチとは？

フィボナッチとはイタリアの数学者、レオナルド・フィボナッチのことです。

そしてその学者が見つけた数学の法則をフィボナッチ数列といいます。

フィボナッチ数列は自然界に存在しているものとして花弁の数、雪の結晶の比率、木々の葉っぱの縦横の比率などに用いることができると言われ、人知を超えた数式と言われることもあります。

ではなぜそれが為替相場の中で使われているのか？

相場というのは、不特定多数のトレーダーの感情が入り混じった結果として起きる現象です。

ある意味ひとつの自然現象と言えましょう。

相場に自然現象があるならば

チャートに現れる値幅の比率も「フィボナッチ比率」に似てくるのではないか。

そういった考え方が、フィボナッチを利用するトレードの根拠です。

そもそもこのフィボナッチはFXにて多く使われてきましたが、同時にバイナリーでも使える手法です。

実際にフィボナッチがバイナリーでどのように使われているのか、その使い方を公開します。

フィボナッチ・リトレースメントで使用される比率

フィボナッチリトレースメントとは、押しや戻しの比率のことです。
主流なのは0.382、0.500、0.618の３つです。

フィボナッチエクステンションなどで使用される比率

トレンド相場がどこまで伸びるかを計る比率です。
一番よくつかわれるのは1.618です。

ぶっちゃけ何のことかよくわからない。

そう思う方もいらっしゃるでしょうが、安心してください。

ほとんどの業者のチャートソフトがフィボナッチツールを採用してます。

もちろん、MT4もフィボナッチツールを標準装備していますので、自分でわざわざ線を引く必要はありません。「そもそもフィボナッチってどんな法則なの？」だけを理解してればOKです。

フィボナッチラインとは？

フィボナッチ比率はレジサポラインを見極めるために使われます。

世界中のたくさんのトレーダーがフィボナッチラインに注目し、そこにエントリーする方も多くいます。

するとそこで価格が急激に動く可能性があります。

フィボナッチのラインを世界中のトレーダーが意識しているので、そこがサポートラインやレジスタンスラインとして設定する場合が多くなるということです。

フィボナッチリトレースメントを実際に使ってみる

一見難しいかもしれませんが、フィボナッチラインを使うトレード手法はトレンド相場でうまくいきやすいといわれています。

上昇トレンドでは「どこで押し目が終了して上昇トレンドになるのか」

下降トレンドでは「どこで戻りが終了して下降トレンドになるのか」を予測することができます。

フィボナッチリトレースメントの引き方

多くのチャートソフトがフィボナッチツールを装備し、もちろんMT4にも標準装備されています。

フィボナッチリトレースメントの引き方は簡単です。

フィボナッチリトレースメントのラインを引くには、まずフィボナッチツールを有効にします。

フィボナッチツールを使うには、スイングハイとスイングローを確認しなければなりません。

スイングハイとは値動きの一番上のポイント。

スイングローとは値動きの谷底となっているポイント。

フィボナッチツールが有効になっている状態で、

上昇トレンド中なのであれば、スイングローを選択して、直近のスイングハイまでドラッグ。

下降トレンド中なのであれば、スイングハイを選択して、直近のスイングローまでドラッグ。

下記は上昇トレンド中の一例となります。

急激な上昇が始まったので、しばらくは上昇トレンドが続くと予測。

もちろん単純に順張りで勝負するのは危険な為、押し目を待ちます。

ここから少し下げるとすると、どこまで下がるのか、それをフィボナッチで見極めます。

フィボナッチツールを有効にし、スイングローからスイングハイに向かってドラッグ。

するとご覧のように３本のフィボナッチラインが引かれます。
もし上昇トレンドが継続するのであれば、この３本のラインのいずれかに反応して反転し、上昇トレンドが再開する可能性が高い訳です。

もちろん予測外のことも起こり得る

たとえどんな優秀なラインでも、いつもそこで反発するわけではありません。

ラインをブレイクアウトしていくことも当然あるわけです。

フィボナッチラインも同じです。

全てのフィボナッチラインを突き抜けてブレイクアウトする可能性もあります。

また、３８．２％、５０％、６１．８％のうちどこで反転するのかはわかりません。

ゆえにフィボナッチはあくまで補助と考えてください。

Q.バイナリーはフィボナッチだけでなんとかなる？

A.いいえ、あくまで一つのテクニカル分析とお考えください。

フィボナッチはそれだけで機能するわけではなく、他のテクニカル指標として移動平均線、ボリンジャーバンドなどと重なるラインを重視したりします。

他にも工夫すればいろんな使い方ができますので、是非オリジナルなフィボナッチの使い方を開発してください。

この手法はもともとFXで使われてきたものですが、もちろんバイナリーでも併用は可能です。

ただ、フィボナッチは多くの人が同じラインを意識しているからこそ機能している為、オリジナル過ぎてもあまり意味はありません。

誰でもここをスイングハイだと思うだろう、ここをスイングローだと思うだろうと、あくまで一般的で、分かりやすい方法でフィボナッチを引くのがコツです。

フィボナッチを引く時も、あまり難しく考える必要はありません。

そもそも自然現象の法則だからこそ、自身の感覚でフィボナッチラインを引けば良いと思います。

動画で学習！ 【バイナリーオプション】フィボナッチの使い方

まとめ

バイナリーオプションではチャートにフィボナッチラインを引くだけで相場分析がしやすくなります。これ以外でもMT4には多くのインジケーターが導入されているので、知識を増やしておくといいでしょう。
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