FXのプライスアクション！ローソク足で市場心理が紐解ける！

FXはインジケーターを使わないと勝てない訳ではありません。今回はシンプルなプライスアクション（PA）の基礎から手法まで、わかりやすく解説します。ローソク足で相場の流れを読み、トレンドや転換点を見極めていきましょう。

FXのプライスアクションとは？

FXはチャートを見ながら売買を行う投資です。FX初心者はもちろん、中・上級者までもさまざまなインジケーターを表示させて、相場の動きを判断していることでしょう。

プライスアクションを日本語に訳すと値動きとなります。その名の通り価格の動きに注目する手法となり、複雑な指標に依存することはありません。FXにおいて一番シンプルな手法と言っても過言ではないでしょう。

ローソク足1本から注目していき、ローソク足のパターンも含めて、売買の判断を行っていきます。FXの基本となるトレンドの転換、押し目買いや戻り売り狙いなどの目安にもなります。

▽ローソク足は投資家の心理の表れ

ローソク足は始値、終値、高値、安値の4つの価格と、陽線、陰線の色で上がり下がりを判断できます。さらにヒゲを見ることで、投資家の心理まで読み取れるのです。プライスアクションはローソク足に注目し、市場心理を把握することで、相場の予測をしていくのです。

▽プライスアクションのメリット・デメリットとは？

メリット：エントリーの判断が早い

移動平均線などのインジケーターは過去相場を元にグラフ化したものを反映します。プライスアクションはローソク足による、リアルタイムの値動きでトレードをしていきます。エントリーの判断が早いのが最大のメリットで、相場が突然上昇・下落しても、臨機応変に対応しやすいです。

エントリーの判断が早いということは、取れる値幅も大きくなりやすいです。

デメリット：判断力が必要とされる

チャートの知識はもちろん、その時に応じた素早い判断能力も必要です。自分次第で勝率はいくらでもあげられますが、慣れないうちに手を出すと、逆に勝率が下がってしまう恐れがあります。手法を試す前にローソク足の知識のおさらいをしたり、検証を繰り返すことが大事です。

FXのプライスアクションの手法とは？

FXのチャートで表示されているローソク足のパターンを押さえれば、より相場の予想がしやすくなります。プライスアクションの基本的な手法を覚えておきましょう。

▽抱き線（包み線）

小さなローソク足が直後の大きなローソク足にすっぽりと（ヒゲ＋実体まるごと）収まる組み合わせのことです。つつみ線は2本目のローソクに注目し、2本目のローソクが大陽線であるならば買いの勢いが強いです。下降トレンド後に抱き線が出ると、上昇トレンドに転換するサインとなります。

2本目のローソクが大陰線だった場合、売りの勢力が強いです。上昇トレンド後に抱き線が出ると、下降トレンドに転換するサインとなります。2本目のローソク足の方向に向かいやすいと覚えておいてください。

▽はらみ線

抱き線とは逆、大きなローソク足が直後の小さなローソク足に覆いかぶさるような組み合わせです。大陽線の後に陰線が出た場合は、売りの勢いが強いということになり、下降トレンドへの転換サインとして見ることもできます。

大陰線の後に陽線が出た場合は、買いの勢いが強いということになり、上昇トレンドへの転換サインとして見ることができます。

▽ピンバー

上ヒゲか下ヒゲが実体に対して長く伸びているものを言います。ローソク足を見ると、ヒゲの部分が周りよりも突き出しているので視覚的にもわかりやすいです。値動きが転換するサインなので、逆張りのチャンスとなります。ヒゲが長いほど相場反転の可能性が強くなるので、見逃さないようにしてください。

Q&Aコーナー

Q：FXのプライスアクションは初心者向きの手法でしょうか？

A：中・上級者向きの手法となります。

プライスアクションでトレードするためには、ローソク足のチャートの読み方はもちろん、相場参加者の心理まで読み取る必要があります。FX初心者の場合、まずは移動平均線などの使いやすいインジケーターなどを使って、相場に慣れていってください。

ある程度知識と経験が身についたら、プライスアクションにチャレンジするべきでしょう。すぐにできる手法ではないので、日々の知識の積み重ねが大切です。

FXのプロから相場分析を学べる！

プライスアクションをマスターするためには、ローソク足のパターンを覚えることが近道となります。まずは基本となる組み合わせとその意味を覚えていきましょう。デモトレードを使って相場を予測していくのもおすすめです。

FX初心者はまず、相場の基本知識やローソク足の読み方などを頭に入れてください。その後にプライスアクションの手法を覚え、デモトレードで模擬実践した方が効率的です。プロがどのように取引しているのかも参考になるので、阪下ヒロ先生のFX最強投資術もぜひご覧ください。

※クリックでリンク先へ移動します。

FX最強投資術